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漢方薬
漢方薬について
漢方は、人が本来持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高めることに重点をおいて、体の調子を整えることを目的とした薬です。原材料は、草、根、木皮が主ですが、動物由来の漢方もあります。一般的に、漢方薬には複数の生薬成分が配合されているので、一つの効果だけではなく、体調を全体的に上向きにしてくれる効果があります。
『漢方薬は副作用が少ない』と思われている方もいるかもしれませんが、全く副作用がないわけではありません。体質によっては、アレルギー反応が出たり、胃腸障害が生じたりする場合があります。
漢方薬の上手な飲ませ方
現在、医療用として使われている多くの薬剤は「エキス剤」です。エキス剤は、生薬を煎じた液からエキス成分を抽出してフリーズドライした、いわばインスタントコーヒーのようなものとなっています。
漢方薬の種類によっては、辛いもの、苦いもの、ほのかに甘いものなど、味は個性的で独特の風味があります。漢方に限らず、飲めなければ、ただの粉です。ちょっとした工夫で飲めてしまうこともありますので、飲ませるための工夫(引き出し)を増やしておくと飲める確率が格段に上がります。
また、頑張って飲んだ後にお子様を褒めてあげることも大切です。一度成功体験をすると、必ずもう1回飲むという気になるようです。
漢方薬の溶かし方
漢方薬を水かお湯に溶かし、ストローでのどの奥に直接吸い込むと、あまりにおいや味がしなくて良いと言われています。ただ、お湯で飲む際には、ヤケドにご注意ください!
ここでは、漢方薬の溶かし方についてご紹介します。
漢方薬は水に溶かそうとすると、溶けきれず下に残ってしまいます。
沸騰したお湯に溶いてみると、完全に溶ける漢方薬もありますが、ほとんどの漢方薬は、溶けきれず下に残ることが多いです。
★漢方薬を完全に溶かしたい場合は、漢方薬に少量の水(漢方薬1gあたり3ml程度)を加えて、
500Wのレンジで15~25秒程度加熱する
と完全に溶けますのでお試しください。
漢方ボールの作り方
1.小皿に1回分の漢方薬を取り出す。
2.スポイトで漢方薬1gあたり2~3滴の水を垂らします。
一度に沢山の水を加えてしまうと、漢方ボールができませんのでご注意下さい。
3.中央に粉を寄せながら、練る。
漢方薬は、他の粉薬よりもベタつきがありますが、お団子になりやすいです。途中、水分が足りないようであれば、更に1滴ずつ水を加えます。
漢方ボールの出来上がりです。
4.漢方ボールの大きさを調整して、ヨーグルトなどに包んで飲ませる。
サラサラした食品(ジュース、牛乳、スポーツ飲料)よりも、半固形状(プリン、ヨーグルト、アイスクリーム、チョコクリーム)の方が漢方ボールを包み込み、漢方の風味を隠してくれます。
漢方トリュフの作り方
1.チョコクリームをスプーン2杯程度、器に取りだす。
取り出しすぎると、食べるのが大変になりますので、注意して下さい。
2.1回分の漢方薬を振りかける。
こどもは顆粒のざらつきを嫌がる場合があるので、袋の上から麺棒や太いペンなどを用いてあらかじめ押し潰して混ぜると良いでしょう。
3.しっかり混ぜる。
このまま食べさせても良いと思います。甘すぎるときは、シュー生地やパンに付けて食べさせてもOKです。
4.冷蔵庫で冷やす。
型に流し込んで冷やしても良いと思います。 冷やした方が、漢方の味を感じにくくなるのでおススメです。
漢方ココアの作り方
1.1回分の漢方薬をコップに取り出す。
2.少量の水(漢方薬1gあたり3ml程度)を加えて、500Wのレンジで15~25秒加熱する。
溶け残った場合は、さらにレンジで数秒加熱する。
3.ココアを50ml程度加える。
ココアの量が少なすぎると漢方の風味を感じやすくなり、逆に多すぎると飲み干すのが大変になります。50mlがちょうど良い量と言われていますのでお試しください。
ココアに含まれるカフェインの量は微量であり、1、2歳以降であれば飲用可能とされています。また、こども向けに市販されているココア味の麦芽飲料でも代用できます。
漢方薬の保管方法
エキス顆粒は吸湿しやすいので、未開封状態で保管し、開封後は直ぐに服用することを原則としています。薬局で分包した場合には、チャック付き等の密閉性の高い容器に入れ、冷蔵庫または、直射日光を避けて湿気の少ない涼しいところに保管して下さい。その際、容器の中に乾燥剤を入れるとより吸湿を防げます。なお、冷蔵庫で保管する場合には、必要量を取り出したら速やかに冷蔵庫に戻し、結露による吸湿を避けて下さい。
色や形状が変化したエキス顆粒は吸湿しており、微生物が繁殖する可能性が高まりますので、変化が見られたエキス顆粒は服用しないようにしましょう。