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気管支拡張剤
気管支拡張剤の役割
気管支を拡げて空気の通りを良くする作用がある薬です。咳の発作を抑えたり、発作予防に用いられます。薬の作用の違いよっていくつかの種類に分けられます。(テオフィリン製剤・交感神経刺激薬など)
「気管支拡張剤」と「鎮咳剤」の違い
「気管支拡張剤」は、狭くなっている気管支を広げることで、空気の通りを良くします。気管支喘息の発作時や気管支炎などに使われます。 気管支喘息の発作時には、気管支の粘膜がむくんでいたり、気管支の中の筋肉が緊張したりして、気管支が狭くなっています。このようなときに「気管支拡張剤」を使って、気管支における空気の通り道を広げてあげると症状が軽くなります。
一方、「鎮咳剤」は、ほとんどは「中枢性鎮咳剤」といって、咳をおこしてしまう中枢(脳の一部分)の働きを抑える薬です。痰などがからまない乾いた咳や、咳がひどくて体力を消耗するような場合、また、気道に炎症があり、咳によって病状が悪化してしまう恐れがある場合などに適しています。
咳は、気管支や肺の中の痰や異物を外に出そうとする防御反応です。粘膜が何かに刺激されると、その反射で咳をして、追い出そうとします。咳は、「必要だからおきる」という側面もありますが、症状がひどい場合には、和らげることが必要になります。
「内服薬」と「貼り薬」の違いと注意点
メプチン(プロカテロール)・ホクナリンテープ(ツロブテロール)ともに交感神経興奮薬であり、気管支を広げる作用があります。両者は作用時間に大きな違いがあります。
内服薬(メプチン、ホクナリン、スピロペントなど)と貼り薬(ホクナリンテープなど)は、同じ効き目のお薬ですので、一般的に併用しない方が良いでしょう(医師の指示で併用する場合もある)。併用すると心臓がドキドキしたり、手が震える副作用が起こる場合があります。
★ホクナリンテープの使い方はこちら
咳が止まらず、食べると吐いてしまう場合の薬の飲ませ方
粉薬を服用する場合、息を吸い込むのと同時に粉薬を吸い込み、これがせき込みの原因のひとつになりますので、粉薬を少量の水で練って内服させたり、少量のジュースなどにまぜ、スポイトなどを利用してゆっくり垂らし、唾液とともに飲み込ませます。
★粉薬の飲ませ方参照
そのほか、上を向いたまま内服をさせないようにしたり、内服時に水分量を少なくしたりして、むせによる嘔吐をある程度、防ぐことができます。