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抗生物質
抗生物質とは?
抗生物質とは、『細菌』の繁殖を抑えたり、殺したりする作用がある物質です。感染症のほとんどは、細菌とウイルスが原因であり、抗生物質は細菌には有効ですが、ウイルスには無効です。 一般に言われている『カゼ』の原因は、大部分がウイルスなので、抗生物質は『カゼ』の特効薬とは言えません。
したがって、カゼによる咳や喉の痛みなどには、対症療法(表面的な症状を緩和する治療法)がメインとなります。 A群溶血性レンサ球菌、中耳炎、気管支炎、肺炎など細菌感染を併発した場合には、抗生物質が有効です。
抗生物質の種類
抗生物質は、いくつかの種類があり、原因菌や感染症から推定される菌に対して有効な薬剤が選択されます。
抗生物質の味と食品との相性
抗生物質を飲ませるときの注意事項
★指示された服用回数を守ること
抗生物質には、時間依存タイプと濃度依存タイプの2種類があり、服用回数を守らないと効果が十分に発揮されなかったり、副作用の危険が増す場合がありますので、必ず処方された服用回数を守ることが大切です。
〇時間依存タイプの抗生物質(ペニシリン系、セフェム系)
このタイプの抗生物質は、血中濃度がある一定を超えると効果が頭打ちとなるので、最大限の効果を出すためには、血中濃度を増やすのではなく、細菌を退治するのに必要な血中濃度を長い時間維持することが重要となります。
従って、処方された服用回数をきちんと守ることが大切で、飲んだり飲まなかったりでは効果が期待できません。
〇濃度依存タイプの抗生物質(キノロン系)
このタイプの抗生物質は、血中濃度が高ければ高めるほど効果が期待されることから、副作用に配慮した上で、一回の投与量を最大にして、服用回数を減らすことが重要となります。
従って、服用間隔を守らないと副作用の危険が高まりますので注意が必要です。
★途中で飲むのを止めないこと
抗生物質は、医師の指示通りに最後まで用法・用量を守って服用することが大切です。服用を途中でやめてしまうと、感染症の再発や薬剤耐性(薬剤が効かない、あるいは効きにくくなること)の発生を招くことになります。
★抗生剤による副作用
主な副作用は、発心やかゆみなどの皮膚症状、下痢、軟便、腹痛、食欲不振などの胃腸障害です。重大な副作用としては、アナフィラキシーショック等があります。もし、抗生物質で副作用歴があるようであれば、予め医師・薬剤師に御相談下さい。また、お薬手帳に記録しておくと良いでしょう。