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塗り薬
塗り薬の正しい使い方
塗り薬は、塗り方によって効果が変わってきます。医師や薬剤師の指示を守って、適量を使うことがポイントです。ここでは塗り薬の基本的な使い方について説明します。
ステロイド外用薬や保湿剤では目安としてFTU(フィンガーチップユニット)を使います。軟膏の場合、FTUは大人の人差し指の一番先から第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します(5gチューブの場合)。これを1FTUと呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積を塗ることができます。ローションの場合は、1円玉大が1FTUとなります。
FTUを目安に、自己判断で増減せずに常に医師に指示された量を塗るようにしてください。
★使用部位別FTU対応表
保湿剤や保護剤を広範囲に用いる場合の目安になります。
※一般的にステロイド外用薬は局所に用いるため、使用量は医師の指示に従ってください。
軟膏とクリームの違い
塗り薬は、主成分が基となる成分(基剤)に混ぜ合わせてあります。基剤によってベタベタ感・刺激・皮膚への浸透性が異なります。
※一般的な傾向を表しています。薬剤によっては異なる場合があります。
ステロイドについて
ステロイド外用薬は免疫反応を抑える働きがあります。 『ステロイドは強い』と思って『あまり使いたくない・・・』と思う方もいるかもしれませんが、中途半端に使うとかえって症状を悪化させたり、長引かせたりすることがあります。
ステロイド外用薬は、医師の指示通りに、必要な量を必要な期間、必要な部位に使い続けることが大切です。
★ステロイド外用薬の種類
ステロイド外用薬は、炎症を抑える強さから5段階に分類されます。症状が重いほど強いステロイド外用薬を使います。
※表には一部の医薬品のみ掲載しています。該当する医薬品がない場合は、医師・薬剤師にご相談下さい。
★ステロイド外用薬を使う時の注意点
・体の部位によって吸収される量が異なります。
・医師の指示通りに決められた量を塗ることが大切です。
・副作用を心配して自己判断で中止したり、使用期間を短くすると、かえって症状を悪化させることがあります。また、長期に使用した後に突然中止すると悪化する場合もあるので、使用中止や変更については、必ず医師の指示に従って下さい。
★ステロイド外用薬の副作用
皮膚に塗るステロイド外用薬は、飲み薬と違って、ほとんどが塗った場所だけに作用するので、副作用は最小限に抑えられます。仮に、副作用が一時的に起こったとしても、その症状が継続する可能性は低いと考えられます。 ただし、長期使用により皮膚が薄く弱くなったり(皮膚萎縮)、血管が網の目状に見える(毛細血管拡張)等が現れる可能性がありますので、必ず医師の指示通りに使用し、気になる皮膚症状があれば、早めに医師に相談してください。
塗り薬の保管方法
クリームには水分が含まれている為、防腐剤が添加されています。保存状況が悪いと、塗り薬の容器内で油と水が分離してしまい、防腐剤がうまく機能せず、細菌などが繁殖してしまうことがあります。
一方、軟膏では、防腐剤が添加されていないため、濡れた手で使用してしまうと、軟膏表面に水分がついてしまい、細菌などが繁殖してしまうことがあります。
塗り薬のチューブには、開封前の使用期限が記載されています。使用期限が過ぎたものは使わないようにしてください。開封後の期限は、保管状況によって異なります。処方医や薬剤師に御相談ください。